認知症の治療薬

  • 現在の時点では、一部を除いて認知症を回復させる治療法や薬はありません。厚生労働省より認可されている日本国内の認知症薬としては、下記の4種類がありますが、効能は進行を遅らせるのみで、適応となるのはアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症に限られています。これらの薬は下記表のAとBの2つのグループに分けられます。
認知症薬

NMDA受容体拮抗剤とは?

  • 第一三共株式会社が、2011年6月8日に発売した世界で唯一のNMDA受容体拮抗剤で、中等度及び高度のアルツハイマー型認知症治療薬です。有効成分はメマンチン塩酸塩です。他の3剤とは異なる働きを持ち、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬のうち1剤と併用して治療することも可能です。服用は、飲み忘れない時間を選べば、朝夕また食前、食後、食間でも問題がありません。医師の指導のもと、1日1回5mgから開始して、1日20mgを4週間後の目標として、1週間毎に量を増やしていきます。錠剤およびOD錠(水に溶けやすく、甘い味付けがされている錠剤)があります。高度の腎障害の方は、1日10mgが上限になっています。

メマリーの特徴と副作用について

アセチルコリンエステラーゼ阻害薬

  • アルツハイマー型認知症では、脳内の神経伝達物質の1つであるアセチルコリン活性が低下し、脳の萎縮や記憶障害などを引き起こしていると考えられています。アセルコリンエステラーゼ阻害薬は、アセチルコリンが受容体に作用する際、コリンエステラーゼと言う分解酵素によって、コリンと酢酸に分解される作用を阻害し、ニコチン性アセルコリン受容体に作用し、アセルコリン結合時の作用を助けることにより、アセチルコリンの活性を高め、認知症の症状を改善し進行を遅らせる薬です。

リバスタッチパッチ/レミニール/アリセプトの服用と副作用