リバスタッチパッチ/レミニール/アリセプト

  • 認知症の薬であるアセチルコリンエステラーゼ阻害薬の服用と副作用についての説明です。

リバスタッチパッチ/イクセロンパッチ

  • 両者は通称リバスチグミンといわれる薬剤で、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬です。ノバルティスファーマ社が生みの親で、2007年より小野薬品と共同開発を行って、2011年4月に軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制についての効能があるとして、製造販売承認を取得し、小野薬品が「リバスタッチパッチ」、ノバルティスファーマ社が「イクセロンパッチ」の製品名で発売しています。1日1回、背部、上腕部、胸部のいずれかに唯一貼付する経皮吸収型製剤です。メリットとしては、薬の成分が皮膚から持続的にゆっくり吸収されるので、血液中のリバスチグミンの濃度の変動が少なくなることです。また、アルツハイマー型認知症の治療薬は、低い用量から開始して、徐々に維持量まで増やしていくのが一般的ですが、1日1回9mgを開始用量として、4週後に18mgに1段階で増量する方法が採用されています。副作用としては、貼付部位のかゆみや発赤、目眩やそれに伴うふらつき、下痢や嘔気、興奮などの精神症状が見られます。

レミニール

  • 通称ガランタミンと呼ばれる薬剤で、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬です。日本では2011年からヤンセンファーマ社よりレミニールの製品名で販売されています。軽度および中等度のアルツハイマー型認知症の進行を抑制する薬です。剤型は錠剤、OD錠、内用液の3種類があり、1日8mg(4mgを2回)から開始し、副作用の有無を観察した上で、16mg(8mgを2回)を4週間後の目標に増量し継続します。その後は症状に応じて、1日24mg(12mgを2回)まで増量することが可能です。副作用としては、内服を開始した時や薬の量を増やした時に、吐き気、目眩、食欲低下、下痢などが見られます。

アリセプト

  • 通称ドネペジルと呼ばれる薬剤で、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬です。エーザイ株式会社が開発し、アリセプトの製品名で販売しています。アルツハイマー型および、唯一レビー小体型認知症の症状進行を抑制する薬です。剤型は、OD錠、ゼリー剤、ドライシロップ、錠剤、細粒と多く、1日1回3mgから開始し、副作用の有無を観察した上で、1~2週間後に1日1回5mgに増量して継続します。その後、高度のアルツハイマー型認知症では4週間以上5mgを継続した後に、1日10mgに増量することができます。また、レビー小体型認知症も4週間以上5mgを継続した後に、1日10mgに増量しまが、症状によって1日5mgに減量することができます。副作用としては、食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢、興奮やイライラ感、落ち着きのなさなどが見られます。また、パーキンソニズム(※1)の悪化・出現を招く可能性が指摘されています。
    (※1)パーキンソニズム ・・・ パーキンソン病の症状(振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害)のうち、2つ以上の症状が現れている状態のことです。
    ジェネリック医薬品 ・・・ドネペジルは特許が切れていて、他の製薬会社からも出されています。但し、ジェネリックのドネペジルはレビー小体型認知症には適応していません。