特発性正常圧水頭症

  • 水頭症とは、脳脊髄液が脳室やくも膜下腔に過剰に貯留してしまうことで障害を起こす病気で、早期の発見と治療で、症状を改善出来る可能性があります。髄液というのは、脳室内で一日約500ml作られていて、脳の中心部を通り最終的に脳の表面で同量が吸収される仕組みになっています。頭蓋内では、その髄液が脳室とクモ膜下腔を常に満たし脳の緩衝液として働いています。水頭症には脳脊髄液の流れが止まって脳の圧が上がる種類と、吸収が悪くなる事で脳の圧が上がりにくくなる種類があり、この脳の圧が上がりにくい種類が正常圧水頭症です。正常圧水頭症には、他の病気に続いて起こる続発性正常水頭症と、高齢者に多く見られ原因がわかりにくい特発性正常圧水頭症があります。症状の特徴としては、初期に物忘れが見られ、次いで自発性の低下が起こります。更に進行すると無関心、無言無動といった状態になります。また、歩幅が狭くすり足で歩くように特徴的な歩行障害、尿失禁が見られます。