頭頂葉

  • 頭頂葉は、身体の各部位からの接触・圧力・温度・痛みなどの触覚情報の処理と、運動野・視覚野・聴覚野からの運動知覚や空間知覚(距離感・位置・方向など)に関する複数の情報を統合する処理を司っている領域です。前頭前野と共に注意に関する制御や、簡単な計算など数字に関する情報の処理も行っています。

頭頂葉の各部位の名称と機能

  • 頭頂葉は、一次体性感覚野と頭頂連合野、一次味覚皮質で構成されています。また、頭頂連合野は上頭頂小葉と下頭頂小葉で構成され、下頭頂小葉は、縁上回と角回構成されています。
①一次体性感覚野 体の各部位から感覚情報を受け、②へ情報を送る処理を司っています。
②頭頂連合野
 (上頭頂小葉)
①からの情報を、高次の感覚に形成をして、③へ情報を送る処理を司っています。
③頭頂連合野
 (下頭頂小葉)
 <緑上回、角回>
②からの感覚情報と、視覚野や聴覚野からの情報の統合処理を司っています。
一次味覚皮質 末梢からの味覚情報(味の質や強さ)を判断し、二次味覚野などへ情報を送る処理を司っています。
  • 食べ物の味覚というのは、舌や喉の粘膜の表面にある味蕾(みらい)という味覚神経を通して、延髄から視床を通り、第1次味覚皮質で味の質や強さを判断し、前頭連合野の二次味覚野に情報が送られて、咀嚼や視覚、聴覚などの情報と統合されます。また、二次味覚野に情報が送られるのと同時に、視床下部や扁桃体にも情報が送られ、食物の認知や好き嫌いなどが判断されます。味蕾は、舌だけでも約5,000個あると言われていて、年齢とともに減少していきます。減少することによって、味覚が鈍くなり、味の濃い食事を好むようになります。