実行機能障害の症状と対応・ケア

認知症の中核症状に、実行機能障害があります。

  • 実行機能障害とは、認知症の中核症状の一つで、計画を立てて実行すること(段取り)など、目的をもった一連の行動を、自立して有効に成し遂げるために必要な機能に障害が生じることです。認知症患者においては、日常生活に支障は出ますが、人が支援をすれば実行できるケースが多くあります。

実行機能障害の症状

  • 掃除や洗濯がきちんとできない。
  • 料理の段取りが悪く、料理の味付けが少しずつ変わる。
  • 食器を洗っても、汚れが落ちていない。
  • 電話やリモコンなど家電製品が使えなくなる。 など

実行機能障害への対応とケア

  • 上手にできない行為に対して、過度な指摘や訂正を行わないようにして下さい。自信喪失や意欲の低下に繫がってしまいます。ケアとしては、まずはどのような時に支障があるのかを観察して理解しましょう。そして、一度に複数のことを行うような複雑な作業は避けるようにして、最初のきっかけとなる行動を手伝ってあげたり、今は何をしていて、次の動作をどうすればよいかなど声掛けをしてあげて下さい。